条件が悪い人は「でないこと」が多いのだけど、引き寄せというコンセプトを導入すると、「引き寄せもうまくできない」ということになってしまうのである。
それは、条件が悪い人が悪いからではなくて、条件が悪いからなのだけど、それを、精神世界の人は、その人のせいにしてしまう。ようするに、「できない」のは、その人が悪いということになってしまう。その人の性格がわるいから「できない」ということになってしまう。
あるいは、その人の能力がないから「できない」ということになってしまう。引き寄せの能力というのは、基本、条件の写し絵だ。条件がいい人が、いっぱい引き寄せているということになり、条件の悪い人はめったに引き寄せることができないということになる。ようするに、条件の差がそのまま、引き寄せ能力の差になっている。
そして、さらに、そういう悪い状態を改善するための、引き寄せ方法というコンセプトを導入して、実行させると、「引き寄せ方法をうまく利用できる人」と「引き寄せ方法をうまく利用できない人」にわかれることになる。
これも、じつは、条件が反映しているのだけど、比較的に言って、条件のいい人は、その引き寄せ方法を試したあと、本人が「引き寄せた」と感じることが発生する確率が高い。比較的に言って、条件が悪い人はその引き寄せ方法を試したあと、本人が「引き寄せた」と感じることが発生する確率が低い。
だから、条件の段階が、「うまい・へた」の段階に反映されることになる。
なので、引き寄せ能力がない人は、基本的に言って、引き寄せ方法を試しても、うまくいかないことが多い。引き寄せ能力がないということは、じつは、条件が悪いということを意味しているからだ。引き寄せ能力がない人は、条件が悪い人なのだ。
なので、引き寄せ方法を試しても、だめだということになる。能力もないし、実際にやらせてみても、うまくできないということになってしまう。
能力というのは、引き寄せ能力のことなのだけど、そんなのは、最初からない。
言葉の詐欺で、あるように見せかけているだけだ。だから、本当は、能力の差なんてないのだけど、能力の差があることになる。そして、「方法」にかんしても、うまくいくとか、うまくいかないという差ができあがる。
ようするに、条件が悪い人は、「能力がない人だ」というレッテルを貼られ、さらに、「実際にやらせてみてもダメな人だ」というレッテルを貼られるのである。そういうことに、最初から、決まっている。
実際に、その引き寄せ方法を試した『条件の悪い人』は、実際に失敗してしまうので、自信を、さらになくすことになるのである。基本的に、『失敗体験』が増えることになっているのである。
引き寄せ能力がない、あるいは、引き寄せ能力において人より劣っているというレッテルを貼られたあと、実際に失敗して、自信をなくすことになっているのである。
引き寄せセミナーの講師が、そういうことを気にするかというと、気にしないのである。
どうしてかというと、失敗する人が増えると、引き寄せの教祖のキャッシュポイントが増えるからなのである。これは、情報商材とおなじで、失敗する人が、おカネを払うことになる。失敗する人に、さらに、いろいろな方法を教えることで、おカネをもうけることができるのだ。
これは、カネがからんでいる場合の話だ。
じゃあ、カネがからんでなければ、それでいいのかというと、よくない。どうしてかというと、引き寄せ能力がないとレッテルを貼られた人が、実際に失敗して、自信をなくすからだ。