まあ、音楽を聴いたり、ボイスコミックを聴いたりといろいろとやったけど、おもしろくないね。まあ、好きな異性がこの部屋にいたら、まあ、ちょっとは、やすらぎになるか? けど、頭がモヤモヤして、だめだ。たぶん、やすらぎにならないと思う。もう、いろいろなことが、めんどうくさくなっている。つまらないと言っているけど、これで、なにかやることがあったら、かなり、へこむ。どうしてこうなったかというと、やはり、ヘビメタ騒音と関係がある。ヘビメタ騒音が鳴っている生活のなかで「予定」があると、切羽詰まった気分になるのだ。これは、強制的にそうなる。ヘビメタ騒音のほうが鳴りやんでくれないと、「予定」が普通の予定ではなくなってしまう。どれだけ、切羽詰まった気分になったかわからない。悪い意味で、緊張感があるのだ。頭は、ボコボコだよ。ヘビメタ騒音によって、うまくいってないのだから、くるしい。睡眠時間にも影響をあたえる。
実際にきちがい兄貴が、あれだけ長い期間、あの音(のでかさ)で鳴らさなかったら、俺だって、わからないと思うんだよね。いまの俺が、なにを言っているのか、感覚的にわからないと思う。みんなのうちには、うちのきちがい兄貴の多様なきちがいがいない。そして、みんなのうちには、そういうきちがい兄貴の騒音をサポートしてしまう、きちがい親父もいない。うちのきちがい兄貴や、うちのきちがい親父の性格について、普通の人が理解することは、不可能なのである。だから、普通の人の性格を思い浮かべて、あるいは、ちょっと変な人の性格を思う浮かべて、いろいろなことを言うわけだけど、それが、すべて!まちがっている。まちがっているのだけど、普通の人には、うちのきちがい兄貴や、うちのきちがい親父の性格がわからないのだから、まちがっているということも、わからない。わからないということでなにか不便がしょうじるかというと、わからないということで、不便はしょうじない。むしろ、わかる人は、もう、相当にいろいろなところで不利な思いをしていると思う。ともかく、普通の人は、きちがい家のことは、わからない。「うちのきちがい兄貴や、うちのきちがい親父の性格がわからない」と書いたけど、わからないのは、性格だけではなくて、行動もわからない。感覚もわからない。そして、行動の結果……うちのきちがい兄貴や、うちのきちがい親父の行動の結果、どういう影響が、自身の身にしょうじるか、まったくわからないまま、いきている。わかるはずがないのだ。うちのきちがい兄貴や、うちのきちがい親父の行動の影響を実際にうけていないのだから、わからない。これ、特殊なんだよ。普通の人が経験しないことなんだよ。経験してなければわからないことがある。
どこかに行くときの気分と言ったら、ないのだ。これは、歯医者に行くのがいやだとか、そういう話ではない。普通だったら、楽しみにすることが、すべて、強烈な負担になる。好きな異性と会って、話すをすることですら、ものすごい負担になる。半分以上、ヘビメタ騒音のことで腹をたてている状態だ。そして、そういうところに行くときの気持ちなんだけど、これは、きちがいヘビメタ騒音にたたられて、寝不足で起きて、学校に行くときの気分だ。普通の人が「学校に行きたくない気持ちはわかる」と言ったとする。けど、それは、ヘビメタ騒音にたたられた結果、「学校に行きたくない気持ちになっている」ぼくとはちがうのである。これは、学校でいじめられたから学校に行きたくない人の気持ちともちがう。だから、両方から、理解されない。ぼくは、普通の人にも、いじめられたから学校に行きたくない人にも、理解できないことについて語っているのである。これ、ほんとうに、きちがい兄貴がきちがい兄貴ではなくて、普通の兄貴だったら、どれだけでかい音で鳴らしたくても、鳴らさなかったと思う。そして、もし、鳴らしたとしても、一日目の一〇分後に「やめてくれ」「鳴らされないでくれ」と言われたら、しぶしぶ、やめたと思う。しぶしぶ、鳴らすのをやめて、それ以降、そういう音で鳴らさないようにしたと思う。普通の人なら、絶対にそうしたと思う。絶対にそうすると思う。
ほんとうだっら、好きなところに行くときの、破滅的な気持ちなんて、普通の人にわかるはずがない。