全部に、ひとつはいやな思い出がくっついている感じだ。もう、おわりかなぁ。なにをやっても、いやな思い出が、ひとつは、うかんでくる。ほんとうに、きちがい兄貴のきちがいヘビメタ騒音は、鳴っているときだけうるさいからこまるというようなものではない。全部にたたる。けど、実際に、一倍速で経験した俺しか、そこのところがわからない。みんな、勘違い発言をする。それも、いやなんだよな。それも、いやな思い出のひとつだ。まあ、種類としては一種類だけど、複数回、普通の人で経験しているわけで、いろいろと、うかんでくる。
パソコンのプログラムのことを考えても、レトロパソコンのことを考えても、いろいろなソフトウエアのことを考えても、あそこに行ったことを考えても、あの人と会ったことを考えても、もう、全部、いやだな。特に、最後にいやな思いをして別れた人との、記憶というのが、こたえる。
だからまあ、アパートのことにしたって、パソコンのハードウエアのことにしたって、試験のことにしたって、クレジットカードのことにしたって、全部が、それぞれ、いやな記憶と結びついている。
けっこう、腹がたつんだよ。感情のしこりになって残っている。特に、言いたかったことを、がまんした場合の腹立たしさが、並じゃない。みんな、根本的なところで誤解をしているから、俺に対して、すごく無礼なことを言ってくるんだよな。あっちは、無礼だとは思ってないのだけど……。それは、やっぱり、きちがいヘビメタ騒音の日々から、うまれたことなんだよ。関係がないわけがない。関係ある。
この「過去は関係がない」とか「ヘビメタ騒音なんて、そんなのは関係がない」とか……。いろいろと、発狂的に腹がたつ。帰れば、ヘビメタ騒音が鳴っていた。
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ある程度、腹がたつ記憶というのは、決まっていのだけど……。どうしても、思い出してしまう。「あれ、言ってやればよかった」という気持が、ふつふつとわいてくる。頭にくる。言ってやればよかったんだよな。そして、相手が俺の予想通りにこたえたら、ぶんなぐってやればよかった。ぶんなぐるのをさけるために、言わなかった。そういうのが、なにをやっても、なにをやろうとしても、ひとつは、うかんでくる。
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もう、つかれたなぁ。ほんとうに、誤解されてばっかりの人生だったなぁ。家族が、くそなんだよ。家族がきちがいなんだよ。きちがい家族の行動、きちがい家族の感覚、きちがい家族の態度について、みんな、勘違いするんだよ。まとはずれな、アホなことを言ってくるんだよ。普通の人が、まとはずれなあほなことを、兄貴のきちがい騒音で、能力がさがった俺に言ってくる。親父は、きちがい兄貴に協力して、俺に協力してくれなかった。俺が「アパートを借りてくれ」と言ったときも、俺が「騒音の測量をするためのカネを出してくれ」と言ったときも、俺が「兄貴に注意してくれ」と言ったときも、きちがい的な態度で、きちがい的な行動をするんだよ。まあ、もともと、ちゃんと動いてくれる相手ではない。きちがい親父がきちがい親父ではなくて、普通の親父だったら、兄貴もあんなことになってないような気がする。兄貴のヘビメタ騒音という問題が発生したとき、きちがい親父がきちがい行為をするのではなくて、普通の親父が普通の行為をしたら、きちがい騒音が鳴っていたとしても、アパートを借りて、そこで勉強をして、自分の人生を(ヘビメタ騒音の影響なく)きりひらくことができた。
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レトロパソコンのことだって……。ともかく、不愉快。きちがいヘビメタがなかったら、あんなことになってない。ヘビメタがずっと鳴っているということは、他人から見くだされるということなんだよ。立場がなくなるということなんだよ。
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なにをやっても、いろいろと腹がたつシーンがうかんでくる。誤解なんだよ。特に、修正しにくいのは、前提がまちがっているのに、相手が、その前提について言及しなかった場合だ。これ、言いにくいんだよ。腹がたつんだよ。
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あのとき、腹がたったな。「(相手が)こう言ったら、(相手を)なぐってしまうから、言うべきではない」と思っているうちに、相手が、まちがい発言をしやがる。俺が言ってたら、まちがいなく、(相手は)言ってたと思う。俺が予想した発言をしたと思う。そうしたら、やはり、腹がたって、爆発してしまう。