条件とは関係なく、格差において『下(げ)』の人は、悪い性質をもっているということを、印象付けるように、している。洗脳担当者は、している。
格差において『下(げ)』の人は、悪い性質をもっているから、『下(げ)』なのだという考え方を、格差において『下(げ)』の人まで、みんなが、もつようにしているのである。
たとえば、嫉妬というのは、悪いことなのだけど、嫉妬深いという悪い性質が、格差において『下(げ)』である現実をつくりだすということにしてしまうのである。条件について口(くち)にする人は、みんな嫉妬しているから、格差において『下(げ)』なのであるということに、強制的にしてしまうのである。
だから、嫉妬深い人だとか、嫉妬をしやすい人だという悪い性格の人だと、他人に思われたくない人は、格差について言及しなくなる。そして、本人も、条件について口にする人は、みんな嫉妬しているから、格差において『下(げ)』なのであるという価値観をもつようになる。
条件の格差について言及する人は、だれであれ、嫉妬深い人で、嫉妬の感情で、格差について言及していると、考えるまでもなく、考えるようになってしまうのである。