みんなわかってないことだけど、ほんとうに、長くつもると、やりようがないことになる。きちがい兄貴の態度だと、最初から、やりようがないことになって、一日がつぶれてしまうのだけど、長く続くと、ほんとうにやりようがない状態になる。これ、ものすごいマイナスなんだよ。だいたい、がまんして部屋にいるときの俺の状態が、わかってない人はわからない。実際に、自分がこの世で一番嫌いな音が、あの音のでかさで、至近距離で鳴っているということが、どういうことなのかということが、みんなわかってない。それこそ、振動を感じている。とてつもなく、不愉快な音なんだよ。耳を両手でちからいっぱいふさいでも、がんがんがんがん、耳から入ってくるような音なんだよ。からだじゅうが、発狂しているような状態なんだよ。これは、残業でくるしいとか、そういう状態ではない。ちがうんだよ。きちがい家族の騒音というのはちがうんだよ。きちがい感覚が成り立っているわけだから、頭にくるんだよ。
鳴らされてから、時間がたつと、鳴らされた人にしかわからないような、「言いようのない効果」が体や人生にあらわれてくるんだよ。これ、ほんとうに、言いようがない。「そんなことまで、関係があるわけがない」と普通の人が思うようなことが、ヘビメタ騒音の結果、しょうじる。これも、さけようがないことなのである。いやな体験なのである。めちゃくちゃに不愉快な経験が、どうしても、しょうじるのである。騒音というと、鳴っているときだけ問題があるように感じるかもしれないけど、長い期間鳴らされると、結果がてしまうわけだから、いろいろなところに影響をおよぼすのである。そのひとつが、人間関係だ。