「ちょっといい話」というのは、奴隷社会につながっている。奴隷社会にいたる道の第数歩目なのだ。何歩目かは知らないけど、ともかく、「ちょっといい話」というのは、奴隷社会につながっている。
「ちょっといい話」以外にも、ぼくがここで取り上げている「よさそうな考え方」というのが、奴隷社会につながっているのだ。これは、妄想じゃない。
言霊、思霊、引き寄せ、自己責任論、努力論……すべてがすべて、奴隷社会につながっている。奴隷社会の歩道みたいなものなんだよ。悪魔というのは、「人を差別しましょう」とは言わない。逆に「差別はいけません」「差別を撤廃しましょう」と言う。
ところが、言霊、思霊、引き寄せ、自己責任論、努力論を信じると、差別心がうまれるようにできている。
「人を差別しましょう」と言ってないのに、人を差別する気持ちが、とてもとても、強くなる。差別心・強化の魔法のようなものなんだよ。言霊、思霊、引き寄せ、自己責任論、努力論……こういったものが、差別心を強化してしまう。社会の「ぎすぎす度」をあげる。
言霊、思霊、引き寄せ、自己責任論、努力論……こういったものを信じてしまうと、じつは、ぎすぎすした競争を強化して、差別心を強化してしまう。
「明るいことを思えば、明るいことが発生して、暗いことを思えば、暗いことが発生する……これのどこに、差別心を強化するしくみがあると言うのか?」と普通の人は思うだろう。
ぼくがずっとずっと、説明してきたしくみによって、差別心が強化される。
思霊だけではなくて、言霊、思霊、引き寄せ、自己責任論、努力論……が相互に作用して、けっきょく、差別心が強化されるようにできている。最初から、差別心を強化するようにできている。ぎすぎすした社会つくりだし、悪い競争力を強化してしまう。