ほんとう、「たまにあたらない、と言えば、たまにあたらない」と言って、若者を戦場に送り出し、若者がたまにあたって、死んだら、「そんなのは、行ったやつが悪い。すべては自己責任」と言って、そのあとすぐに「明るいことを考えると明るいことが起こるから、明るいことを考えればいい」と言っているやつに、似てるなぁ。精神世界の人なんて、こんなものだよ。
今回のあれのように、支配者側が、うまく誘導したんだよ。戦争のことだけど……。「明るいことを考えれば、明るいことが起こり、暗いことを考えると暗いことが起こる」なんて言ってたやつが、戦争協力者だ。そうなってしまう。洗脳されすぎ。
「明るいことを考えれば、明るいことが起こり、暗いことを考えると暗いことが起こる」なんて言っているやつが、考えつきもしない連鎖でそうなる。これ、ちゃんと説明して聞かせてやっても、納得しないんだよな。これ、連鎖があるんだよ。
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「そんなのは、行ったやつが悪い。すべては自己責任」というのは、「そんなのは、戦場に行ったやつが悪い。すべては自己責任だから、戦場に行って、たまにあたったやつの自己責任だ」という意味だ。「たまにあたらない、と言えば、たまにあたらない」と嘘を言った責任については、まったく言及しない。
嘘だということを認めないから……。
けど、「たまにあたらない、と言えば、たまにあたらない」と言われた若者が「たまにあたらない」と言ったのに、たまにあたって死んだ。だったら、嘘だ。ほんとうのことなら、たまにあたらないはずだ。