「 言霊には、自分を元気づける力がある」と思っている人たちがいる。その人たちは、自分に対して、言霊的なアファーメーションをすればよいのである。問題は、社会のしくみなのである。
言霊的な解決法というのは、じつは、まったく無意味なので、無防備なまま特攻をさせるようなことになってしまう。
条件が悪い人が、条件のいい人に特攻を命じられるような状態になってしまう。
条件の悪い人が、言われたまま、特攻してハチの巣になってしまうのである。
言ったほうは、そのまま、平気だ。特攻して、ハチの巣になった人の姿を見ても、「自己責任だ」「言霊は絶対だ」と「言ったほう」は思ってしまうのである。こういうところがある。