思い出すと、はらわたが煮えくりかえってしかたがないことというのがある。あるんだよ。
どうしようかな。はらわたが煮えくりかえってしかたがない。いま、思い出した。くそ、どうしてこうなるんだ。こうなるというか、どうして、ああなるんだ。どうして、ああなる。なんで、俺ばっかり、きちがいにやられるんだ。殺せばよかったのか? ほんとうに、はらわた、煮えくりかえる。
そりゃ、「いまになれば」「過去のことだけど」……。影響がある。影響が消失したわけじゃない。残り続けている。影響が残り続けている。過去のことだから、現在は影響がないと言えるかというと、言えない。なんで、過去のことは、すべて、影響がないと考えるのか? 影響がある過去の出来事だってあるだろ。というか、過去の出来事は影響しているんだよ。ただ、影響が小さすぎて本人がわからないだけだ。だから、そういう小さいことは無視できる。けど、無視できる過去の出来事があるからといって、過去の出来事は、現在に影響がないと考えるのは、あさはかでまちがっている。影響があるかの過去の出来事だってある。というか、何度も言うけど、過去の出来事というのは、微細なものも含めて現在に影響をあたえていると考えるべきだ。ともかく、過去の出来事だから、現在に影響をあたえないという考え方はまちがっている。現在に影響をあたえる過去の出来事だってある。