ともかく、きちがい兄貴にやられた時点で、いろいろな人に「うたがわれる」ことが決定していた。ほかの人にわかるわけがない。
ともかく、きちがい兄貴にやられた時点で、いろいろな人に「バカにされる」ことが決定していた。能力がさがることが決定していた。寝不足で、どうしても、失敗することが決定していた。ほかの人にわかるわけがない。
だって、実際にやられたときのからだの状態なんて、わかるわけがない。毎日続くということがどういうことなのかわかるわけがない。きちがい兄貴の、きちがい感覚がわかるわけがない。実際にやられたときのからだの状態なんて、ぼくだって、やられるまえは、わからなかった。だから、やられるまえのぼくなら、他人のような反応をしていたかもしれない。
けど、実際にやられると、不可避的に「そうなる」んだよ。実際にやられたことがない人にはわからない。きちがいヘビメタ騒音生活を、長期にわたって、経験した人じゃないとわからないことがある。
そうすると、経験したことがない人は、低く見積もって、不適切なことを言うのである。「そんなのできるわけがないだろ」「そんなの、さんざんやったけど、もっとくるしくなるだけだったんだ」と叫びたくなるようなことしか言わない。そういうことを言う人が、出会った人の範囲で言うと、九五%ぐらいだ。みんな、そうやって、不適切なことを言って、自動的に、「バカにする」。その不適切な発言が、バカにするということなのである。
これは、感じ方の問題じゃない。