けっきょく、人知れず、ヘビメタ騒音にさらされていたときに、終わっているのか。
ぼくの人生、終わった。だれにもわからない。ほかの人にはわからない。どれだけひどい影響をあたえるか、ぜんぜんわかってないんだよな。
わかってないところで、ものを言う。
『そんなのむりに決まっているだろ』ということを言う。
どうしてそういうことを言えるかというと、ぼくとおなじ経験がないからなのである。人知れず、毎日ヘビメタ騒音に、さらされたことがないからなのである。
……「俺だって騒音ぐらいある」
……「ぜんぜんちがうよ」
おなじレベルの騒音にさらされた人がそんなことを言うわけがない。言っている意味、わかるかな? 同じレベルの騒音にずっとさらされていた人は、ぼくに、同意する。同意してないのだから、さらされてない。さらされてないから、同意しない。