もし、 「一〇〇%の言ったことが一〇〇%の確率で現実化する」という意味で、 「言ったことが現実化する」のであれば、「一秒後に(願い)がかなう」と言えば、願いがかなうのである。
もし、言霊には「一〇〇%の言ったことを一〇〇%の確率で現実化させる」ものすごい力が宿っているのであれば、「一秒後に(願い)がかなう」と言えば、願いがかなうのである。
どちらも、現実的ではなく、一秒後には「一〇〇%の言ったことを一〇〇%の確率で現実化させる」ものすごい力が宿っていないことがばれてしまうし、「一〇〇%の言ったことが一〇〇%の確率で現実化する」という文は「偽」であるということが、ばれてしまう。
ばれないように「一秒後」とは言わないようにしているのである。
一秒後に、「現実」に直面してしまったら、まずいのである。「いつか」願いがかなうはずだと、願いを「温存」させなければならないのである。「いつか」夢が現実化するはずだと、夢を「温存」させなければならないのである。
温存させることに意味がある。
「いつか」に意味があるのだ。
そして、たいていのことは、『条件』で決まっている。つまり、願いがかなうかどうかは、その人が(現にもっている)条件によってちがってくる。
条件がたいせつ。
ところが、言霊主義者は、みんな、条件を無視するのである。
条件を無視して「言ったか言わないかが重要」「言えば願いがかなう」ということを言う。
これは、条件に関係なく「ぷっぷるぺこぺ」と言えば願いがかなうということとおなじだ。条件に関係なく、「ぷっぷるぺこぺ」と言えば願いがかなうのだ。「ぷっぷるぺこぺ」信者にとってみれば、そうなのである。「ぷっぷるぺこぺ」信者の頭のなかでは、「ぷっぷるぺこぺ」と言えば願いがかなうということは、真実なのだ。