「言ったことが現実化する」……(1)
「一〇〇%の言ったことが一〇〇%の確率で現実化する」……(2)
「言ったことが、現実化することもあるし、現実化しないこともある」……(3)
「一〇〇%の言ったことが一〇〇%の確率で現実化する」……(2)と「言ったことが、現実化することもあるし、現実化しないこともある」……(3)は、まったく別の意味をもっている。
しかし、言霊主義者の頭のなかではおなじなのだ。等価だ。
ときどき、使いわけているのである。
「ひとごと」であれば、相手の事情はわからないので、 「一〇〇%の言ったことが一〇〇%の確率で現実化する」という意味で 「言ったことが現実化する」と言うのだ。
あるいは、 「一〇〇%の言ったことが一〇〇%の確率で現実化する」という前提に立ち、「言えばいい」と助言する。