ヘビメタ騒音をやられると、バカから、一丁前のこと・えらそうなことを言われるようになる。そりゃ、バカの頭のなかでは、バカが働いているとなったら、働いていないエイリさんよりも、自分(バカ)のほうがえらいということになる。そういう、スキができてしまう。きちがい兄貴のヘビメタ騒音というハンディを小さく見積るやつ、無視するやつが、好き勝手なことを言ってくる。そのなかには、俺だって苦労したという話がある。けど、そいつの苦労というのが、ヘビメタ騒音の苦労の一〇〇京分の一ぐらいの苦労なのだ。働けなくなるような苦労じゃない。働けなくなるようなハンディをうみだすような苦労じゃない。事実、そいつは、通勤して働いている。自分は通勤して働いているということが、そういう苦労話を披露する根拠になっている。けど、こいつも、ほんとうに、きちがい家族による、きちがい騒音を毎日毎日、経験したら、働けなくなる。実際にそういう経験がないから、そういうことがわからないだけだ。想像力がないやつなのである。そういう、思考力も想像力も、他人に対する気遣いもないやつが、俺に対して、ダメダシをしてくる。どうして、ダメダシをしていいかというと、エイリは働いてないからだ。この一点に尽きる。ヘビメタ騒音がなければ、ぼくは働いていた。そして、そういうバカが「えらい」と感じる職業についていただろう。そういうバカは、相手がどういう職業についているかで、態度をかえる。意見だってかえる。なんだってかえる。そういうやつらだ。だれが言っているかで、「それ」が正しいかどうか判断するようなバカなやつらばかり。なんで、ぼくがこんなやつらに、バカにされたり、ダメダシをされなければならないのか。こんなの、ない。こいつらだって、ほんとうに、七年ぐらいで、どれだけがんばっても働けない状態になるのに……。通勤して働けない体になるのに……。こいつらは、ゆるせない。
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どれだけ努力しても、ボロボロになるだけだ。ボロッボロになる。きちがいヘビメタ騒音のなかで努力するということがどういうことなのか、こいつらはわかってない。軽く見ている。きちがいヘビメタ騒音生活が、どういうもなのか、こいつらは知らない。経験をとおして、理解してない。
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どんな条件でも、コツコツ努力すれば、成功する……頭がおかしいやつが言うセリフだ。けど、これが正しいということになってしまっているのである。