きちがいヘビメタ騒音がなければ、サカマのことだって……。サカマのことだって……。ヤマモトのことだって……。ミタライのことだって……。
「つもる」というのが、ほかのひとには、わからないんだよな。どれだけ、「つもった」か。どれだけ、つもったか。全部が全部、ヘビメタ騒音がらみの問題になっちゃうんだぞ。そして、働けないからだになってしまうんだぞ。通学できないからだになってしまうんだぞ。どんだけ、恥をかいたか。どんだけ、下に見られたか……。ヘビメタのせいで……。頑固になってた。絶対にやめてくれないんだよな。一〇分だって、やめてがまんすることができない。一〇秒だって、がまんできない。一秒だって我慢できない。けっきょく、全部、がまんしないでやった。そして、全部、やってないとになっているのである。きちがいだから。そういう感覚なんだよ。やってないつもりでいるから、そういう態度なんだよ。どれだけ言っても、まったくなにも通じない。きちがい親父とおなじ脳みそなんだよな。ほかの人は、ほんとうに、自分がやられたことがないので、わからない。こまるんだよ。きちがい感覚が成り立っているからこまるんだよ。いまだって、あんな音で鳴っているうちなんてないよ。いまだって、幼稚園はうるさいけど、まったくちがう騒音だ。あのきちがい騒音はない。きちがい兄貴のきちがい騒音はない。ほんとうに、時空間がめちゃくちゃ。影響をうける。どれだけ、無視しようとしても影響をうける。鳴り終わったあと、眠れなくなるので、眠れなかったという影響が、次の日、不可避的に、でる。きちがい兄貴がやめてくれないと、毎日毎日、不可避的に、ヘビメタ騒音の影響下で生活することになる。この生活が、地獄なのだ。みんな、ぜんぜんわかってない。勝手に影響を過小評価しやがって……。勝手に影響を無視しやがって……。勝手なことを言いやがって……。
きちがいヘビメタがなければ、すべてが、ちがっていた。だいたい、こうやって、書くことだって、ぼくにとっては、愚痴ではないけど、ほかの人には、愚痴に聞こえるんだろ。きちがい兄貴が、きちがい的な態度でヘビメタを頑固に頑固に、鳴らさなかったから、書くということもないんだよ。俺がほかの人から「愚痴を言っている」ように思われることがないんだよ。きちがい兄貴の騒音は、特殊すぎる。きちがい兄貴の感覚が特殊すぎる。特殊すぎて、みんな、まったくわかってない。
この、生きている感覚が、ヘビメタ騒音の感覚なのである。この生きている日が、ヘビメタ騒音の日なのである。鳴り終わったって、ヘビメタ騒音の日なんだよ。
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