「道徳」というのが、悪いやつらの「道徳」でしかない。悪いやつらが、きれいごとを言っているだけだ。悪いやつらの、行動というのは、そのきれいごとに合致しない行動だ。毒しか入ってないまるまるを、人のために打てというきれいごととおなじだ。毒だということを知っているのに、人に打てというやつの道徳だ。だいたい、生まれの格差を無視して、きれいごとを言うというのが、おかしい。それは、正しいおこないじゃない。きれいなことじゃない。生まれの格差を無視して、きれいごとを言うということ自体が、悪いおこないだ。人の条件を無視して、きれいごとを言って、本人が、いい気持になりたいだけだ。
カルマ論こそが、『悪の道徳』の理論的な礎だ。いいかげん、気がつけ。