精神世界の人は、基本的にめぐまれた環境のなかで育ってきたと言える。家族にめぐまれた人たちなのだ。めぐまれた人たちは、絶対に、きちがい兄貴の原理を理解しない。絶対に、きちがい親父の原理を理解しない。そして、可能ではないことをおしつけてくる。自分の世界では可能なことだ。しかし、ヘビメタ騒音にずっとやられると可能ではないことになることなのだ。で、「可能ではないことになる」という部分が、たぶん、死んでもわからないだろうな。
めぐまれた人は、きちがい的な家族のことが、本質的に、根本的にわからない。きちがい的な家族と一緒に住むということがどういうことなのか、本質的に、根本的に、わからない。きちがい的な家族がどういう感覚でどういうことをするのか、ぜんぜんわかってない。そして、そういう行為の総体が、やられた人にどういう影響をあたえるのか、ぜんぜんわかってない。
++++++++++++
手短に言うと、精神世界の人が、きちがい家族にやられた人を、自殺に追い込む。そういう傾向がある。もちろん、これは、傾向だ。一〇〇%そうだとは言わない。
++++++++
たとえば、人数的なことを言うなら、異常な家族のもとに生まれた人のほうが、圧倒的に少ない。そりゃ、異常な家族がのほうが、割合として大きいなら、それは、正常な家族になってしまう。多数のほうが、正常。少数のほうが、悪い意味で、異常なのだ。だいたい正常な家族のもとに生まれた人が九五%。異常な家族のもとに生まれた人が五%だとする。その場合、九五%の人は、五%の人のことを理解しない。九五%にとっての家族について語りだす。九五%にとっての、人間というものについて語りだす。九五%にとっての、幸福というものについて語りだす。
++++++++++
はっきり言うと、めぐまれた人の「人間観」が幼稚すぎる。これは、他者に対する思いやりが、じつは、ないということだ。そりゃ、理解できないのだから、思いやりもくそもない。他者というのは、特殊な他者ね。五%のほうの他者だよ。まったく理解してないのだから思いやりもくそもなぃ。めぐまれた人の口から出てくる言葉というのは、必然的に、特殊な他者をくるしめる。
まあ、ぜぇーーーーったい、わからないと思うけど。けど、いちおう、語っておこう。そいつらがわからなくても、五%は理解するからいいや。めぐまれた人たちが言っていることは、ただ単に、幼稚なだけ。わかってない。わかってないということも、わかってない。けど、たとえば、「憂鬱な顔をしている人」「不機嫌な顔をしている人」というような形で、いろいろと言ってくる。無理難題をおしつけてくる。きちがい的な家族にやられなければ、別に無理難題ではない。けど、きちがい家族にやられたら、むりなんだよ。そこのところが、まるでわかってない。だから、九五%は、そういう「道徳観」や「人間観」で生きているから、五%の人のことは、無視して、そういう道徳観にそくしたことや、そういう人間観にそくしたことを言ってくる。けど、言う場合は一〇〇%の人なんだよ。ようするに、彼らは別に五%の人と九五%の人のことを、わけて考えてない。ほんとうは、わけて考える必要がある。けど、幼稚で、人生経験がないからわからない。人生経験がないというのは、きちがい家族のもとに生まれた経験がないということだ。だから、きちがい家族のもとにうまれると、どういうことになるか、まったくわかってない。わかってないまま、人間とはこういうものだという理論を語りだす。ただ単にわかってないだけなんだけど、わかってないということもわかってない。