まじ、つまんねぇーーんですけどぉーーー。つまんないんですけどぉ~~。
あー。あーーあ。つまんない。ぼくが求めていた世界はこんなものじゃなかった。もっと自由で、もっと快活で、もっと楽しいものだった。もっともっと、ずっとずっと、うまくいくはずの世界だったのである。こんな、ねがふぃぷなハンディばかりせおわされて、ぐたぐたにつかれはてる世界じゃなかった。きちがい親父のことは、きちがいではない親父のもとに生まれた人には、絶対にわからない。「わからない」ということが、わかった。けど、じゃあ、どうする? こいつらは、かならず、誤解をするんだぞ。誤解する。か、な、ら、ず、誤解する。楽しいわけがない。こいつらは、誤解をして、俺を侮辱してくる。しかも、侮辱しているつもりもないという状態になっている。こんなのない。どれだけ、むなくそわるい気持ちになるかわからないと思う。ふがいない気持ちにもなる。みじめな気持にもなる。それは、他者とのふれあいでそうなるのだけど、他者とのふれあいでそういう思いをするということは、きちがい親父のもとに生まれたということで、決定している。きちがい兄貴のヘビメタ騒音だって、ほかの人にはわからない。ほかの人のうちなら、一日目の一分目に、「おまえ、ふざけるな」と言われて、鳴らせなくなる。鳴らさないようにするしかないということをさとる。さとらざるをえない。どれだけ鳴らしたくても鳴らせなくなる……これが普通のうちだ。うちでは、きちがい親父の支援をうけて、きちがい兄貴が好きなだけ鳴らすのが当たり前。一分だって静かにしないのが当たり前。きちがい兄貴が好きなように、好きな時間に鳴らしていいというのが当たり前。一分間でもしずかにしてくれたら、感謝しなければならない状態……。一分間もしずかにしてくれなかったから、感謝しなかったけどな。けど、一分間しずかにしてもらっても、毎日、あれだけ長い間鳴っていると、一分間のちがいではどうにもならないのだ。ほんとうは、一分間ですら、鳴らしてはいけない音で、ずっと鳴らしている。一分間だって、しずかにしないで鳴らしている。殺さなければそういう状態が続いてしまう。実際、続いた。
この世に対する、違和感が、半端じゃない。半端じゃない。半端じゃない。いったい、これ、なんなの? じょーーだんでしょ? なんなの? この世界? おかしいんじゃないの?