横になっているとき、自分の人生……ぜーーんぶ……について考える。いろいろなシーンが浮かぶ。ここ五年間であったことが影響をあたえているのか、腹がたつ記憶ばかり、うかんでくる。
ほんとう、だれにも相談できない。相談したってしかたがないけど……。これ、何回も書いているけど、ほんとうに、そう思う。いったい、なんだったんだという話だ。
こんなことになるとは……。ほんとうに、ヘビメタ騒音で人間づきあいが破壊されている。そして、睡眠障害や体力問題(易疲労性)などは、悪くなることはあってもよくなることがないのだ。
ちょっとでも、相手側の都合に合わせて予定を組むとなると、ぼろっぼろになっちゃうんだよね。一か月間、睡眠時間の調節をしようと思ってもうまくいかない。
けっきょく、前の日、眠らないまま、相手に会うことになる。ぼろっぼろなんだよな。くるしい。それに、気分が、ヘビメタ騒音にやられてこまりはてていたときの気分とおなじ気分なので、楽しいという気分じゃないのである。
ともかく、つらい。楽しい気分はない。一切合切ない。つらい状態でからだを動かしている。
それが、ヘビメタ騒音の結果だ。
そして、ほかの人の人生には、ぼくが経験したようなヘビメタ騒音がないのである。なので、わからない。「そんなのは、勝手にどうにかしてくれよ」という話になる。
が、どうにかすることができない。
なので、溝がしょうじる。人間のあいだにふっかい、ふっかい溝がしょうじることになる。
「薬を飲めばいいだろ」ということになるかもしれないけど、あの手の薬は、受容体を破壊する。長期的に考えると脳みそにはいい効果をあたえない。話は、長くなるからはしおるけど、薬じゃダメなのである。
あの長い期間、騒音で脳みそに損傷がしょうじたことが原因だ。
これは、なにも騒音だけではない。そりゃ、相手の態度に対する、怒りもある。相手の態度というのは、きちがい兄貴の態度のことだ。きちがいが、きちがい的な意地で、つねに、ヘビメタを鳴らしている。すぐそこで、がんがんがんがん、ヘビメタを鳴らしている。
これは、ホシオメタシスをくずす。
相手の「態度」に対する怒りがしょうじる。鳴っているあいだもそうだけど、鳴っていないときも、鳴っているときの影響をうけているので、当然、鳴っていないときも、きちがい兄貴の態度について「怒っている」ということになる。
一日のなかで、相当に長い時間やられるのだけど、その長い時間、ずっと、発狂状態……爆発しそうな状態……そして、爆発しそうな状態を無理やり意志の力でおさえつけている状態なので……やばいのである。
そういう状態は、短期間なら、復調できるのだけど、長期間にわたって、毎日毎日そういう状態が続くと、復調できなくなる。まあ、復調なんて言ったけど、ようするに、その刺激が発生する前の状態にもどらなくなる。
もう、缶詰め状態で、ボイラー状態なのだ。「今すぐにでも、兄貴をめった刺しにして殺したい。刺し殺して、しずかにさせたい!!」という気持を、この部屋で、おさえておさえておさえて、暮らしていた。
その時間が、ぼくの脳みそを破壊した。
気分の障害は、そういう経験があって発生したものだ。
だから、そういう経験がない人が「快適だ快適だと言えば快適になる」とか「元気だ元気だと言えば元気になる」と言っても、ぼくの場合は、そうならない。これ、普通に暮らしている人は「中立的な状態を」たもてるのである。
けど、きちがい兄貴のヘビメタ騒音に毎日さらされたぼくは、すでに、中立的な状態ではないのである。一度の水に長時間つかっている状態なのである。たとえて、言うなら……。騒音というストレッサー、きちがい兄貴の態度というストレッサー、学校の宿題や騒音のなかでやらなければならないというストレッサーが加わった状態でずっと暮らすということは、ストレッサーに対する反応が自然な反応だとしても……問題をもたらす。
ようするに、ストレッサーに対する反応自体は自然なのだけど、この反応自体が、からだに無理がかかっている状態なのである。全体の機能としては、ストレッサーに対してそういう反応をする。これは、一時的に、踏ん張って力を出している状態だ。ひきつった状態で、何時間も、十何時間もすごしているのである。
そういうことが、毎日、続いたら、ぼろっぼろになってしまう。
一日のなかで、長時間続いたら、ボロボロになってしまう。
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まじ、むなしいーー。むなしい。むなしい。
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ヘビメタ騒音は睡眠に影響をあたえる。鳴ってない時間の生命活動全体に影響をあたえる。きちがい的な家族が、きちがい的な感覚で、ヘビメタを、すぐ横で鳴らしていると、やはり、怒りがしょうじる。
目の前の人と話しているときも、脳みその奥底では、きちがい兄貴の態度に、怒りを感じている。目の前の人と話しているときも、前の日に鳴らされたきちがいヘビメタ騒音の影響をうけている。で、影響は減衰するにしても、つもるので、三〇〇〇日続けば、三〇〇一日目は、一日まえの、ヘビメタ騒音の影響だけではなくて、三〇〇〇日続いたヘビメタ騒音の影響をうけている。