起きた。
これじゃあ、おんなじだよね。おなじだ。おんなじだ。これじゃ、らちがあかない。どうするかな? このままいくしかないのか??
ヘビメタ騒音でくるしい。これは、ヘビメタ騒音の雰囲気だ。鳴っている感じがする。こういう世の中。ものすごく、不利な感じがするんだよ。それは、鳴っているときもそうなんだけど、鳴り終わったときも、そうなんだよ。これ、みんな、ほんとうに誤解している。鳴り終わったら関係がないと思っている。けど、まるでちがうんだよね。睡眠時間を圧迫する。鳴っているときの不利感も、鳴り終わったあとの不利感も、尋常じゃないほどある。人生「ばんばらばん」で、感情「ばんばらばん」なんだよ。常に、死にたいほど怒っている。常に、きちがい兄貴を〇したいほど怒っている。常に、緊張緊張。常に、きちがい兄貴のヘビメタ騒音で、爆発的に、緊張している状態なんだよ。発狂して、気ちがい兄貴をめった刺しにして、〇して、しずかにさせたい気持ちがあるのだけど、それをがまんして、座っている状態なんだよ。勉強しようとして座っている状態なんだよ。それがずっと、鳴っている間続く。鳴り終わったときには、もう、つかれはてている。ぜんぜんちがうんだよ。無傷なまま、つかれないまま、鳴り終わるのをまてばいいということにはならない。そういうことにはならない。これ、実際に、きちがい兄貴の態度で、自分がこの世で一番苦手な音を、あの音のでかさで、常に常に、鳴らされている状態というのを、経験しないと……自分のからだで経験しないと、それがどれだけこたえることか……わからない。鳴り終わったあと、どれだけ、つかれているか、わからない。わかってない。「鳴り終わったら関係がない」と言うやつも、ぶっ〇してやりたいほどむかつく。そのセリフを聞いたとき、ほんとうに、なぐり〇してやりたい気持ちになる。不利感がちがう。つもりつもった、絶対的な不利感がちがう。こいつ、わかってないだけなのに、わかったようなことをいいやがって」となぐりたくなる。ぼこぼこになぐりたくなる。それも、がまんだ。そして、うちに帰れば、ヘビメタが鳴っていたのである。休みの日は、朝からヘビメタが鳴っていたのである。だから、不利感がどうしようもないほど、つもる。「ヘビメタが鳴ってたって、ちゃんとやらなきゃだめだよ」と言ったやつも、ぶっ〇してやりたい。ぶっ〇してやりたい。そういう怒りがわいてくる。どうしようもなく、わいてくる。そりゃ、そうだろ。人間として生きていて……この不公平な社会に生きていて……この不利な状態を経験したことがないやつが、わかったようなことを言う。言えるのは、そいつが、経験してないからだ。自分がこの世で、一番嫌いな音が、がんがんでかい音で長時間鳴っているということが、どういうことなのか、体験を通してわかってないだけだ。これ、きちがい家族による騒音に限るからな。意味がちがうんだよ。これ、家族と、他人だと意味がちがうんだよ。そして、家族のほうが、物理的な距離が近い。家族の鳴らしている音のほうが、音源が、実際に近いのである。音源の近さは、ものすごい影響をあたえる。人間が感知する音のでかさというのは、じつは、言うほど簡単じゃないのである。「でかい音」というのが、ほんとうに、いろいろとちがうのである。これも、わかってない。この世で一番嫌いな音が、壁のうしろでがんがん鳴っていていいわけがない。これは、工事の音とか、幼稚園の音とか、電車の音とかとは、ちがうのである。きちがい家族による、騒音。そして、これは、きちがい家族でなければ鳴らさない音なのである絶対に、普通の家族だったら、一分間でも鳴らしたら、「やばいな」と思う音なのである。そして、鳴らしたとき、ほかの家族が「うるさいからやめろ」と言った場合、「うるさい音で鳴らした」ということが、わかるのである。きちがいだから「うるさい音で鳴らした」と言うことが、永遠にわからない。どれだけ強く言ってもわからない。自分が鳴らしたい音なら、どれだけうるさい音で鳴らしたって、うるさい音で鳴らしているとは思わないのであるどうしてかと言うと、そういう、でかい音で鳴らしたいからだ。でかい音で鳴らしたいから、でかい音で鳴らしているということを認めない。それが、無意識的なレベルで起こってしまうのである。「感覚器」を書き換えてしまうのである。だから、本人はほんとうに、でかい音で鳴らしているつもりがないのである。なら、聴覚が異常なのかと言うと、異常じゃないのである。もっとも、自分のヘビメタ騒音で、聴力がさがったわけだけど、最初は、聴力が普通だった。そして、自分のヘビメタのでかさで、聴力がさがったのである。で、聴力が普通のときと、聴力がさがったときと、態度がまったかわらないのだから、やはり、無意識的な「感覚器」の書き換えがあったと判断するべきなのである。
このきちがい的な家族にやられた人間が、ほかの人からわかったようなことを言われなきゃならなくなるというのは、納得がいかない。これ、みんな、ルール違反をやっているほうはせめないのである。ルール違反をやられて、結果的に、できなくなって、こまっているほうをせめる。「ちゃんとやらなきゃだめじゃないか」とせめる。「そんなのは関係がない」と言う。これ、どれだけ地獄かわかってんの?
* * *
きちがい家族にやられたことがない人はわからない。わかってない。
そんなことじゃない、と言っているだろ。こういう人たちが、持ち出す「俺だって、つらい思いをした」「俺だって困難があった」という話が、全部ちがうのである。どこが違うかと言うと、その問題の家族が、きちがいかどうかがちがうのである。ほんとうのきちがいは、ぶっとんでいる。そういう常識が通じないからこまっているんだろ。これ、ほんとうに、きちがい親父と、きちがいでなはい普通の親父は、ちがうんだよ。なんでそれがわからないのか。きちがい親父とのトラブルときちがいではない普通の親父とのトラブルは、ちがうんだよ。「不愉快な思いをした」と言ってもちがうんだよ。
きちがい兄貴とのトラブルは、きちがいではない兄貴とのトラブルとはちがうんだよ。質がちがうんだよ。「もっている意味」がちがうんだよ。
みんなわかってない。すくなくても、「鳴ってたってちゃんとしなきゃだめだろ」と言うようなことを言うやつにはわかってない。わかってないから、言える。これ、どれだけの侮辱か、わかってないだろ。侮辱なんだよ!! さきに侮辱しているのは、そっちなの!!
いま言ったようなことを「鳴ってたってちゃんとしなきゃだめだろ」と言ったやつに言えば、言ったやつは、一〇〇%、怒るんだよ。これ、「困難の困難がちがう」とか「きちがい兄貴とのトラブルは、きちがいではない兄貴とのトラブルとはちがうんだよ」とかと言って、怒らなかったやつがいない。これは、「騒音のなかで、どれだけ、楽しいと言っても楽しくならなかった」「騒音のなかで、どれだけ、だいじょうぶだだいじょうぶだと言っても、だいじょうぶじゃなかった」というようなことを言われた、言霊主義者の態度とおなじなのである。みんな、腹をたてる。言霊主義者は、腹をたてたとたんに、「エイリさんと話すと楽しい」と言えば、「楽しく感じる」はずだから、問題はない。けど、それは、なんて言うのかな? ただが自分の意見を否定されただけの話なんだぞ。おまえ、そんなの、ヘビメタ騒音の〇・一秒にも相当しない。そんなことで腹をたてるなら、きちがいヘビメタのことで絶対に腹をたてる。小さなことなんだぞ。自分の意見が否定されたなんてことより、ヘビメタ騒音が鳴っているということのほうが、一〇〇京倍も、影響をあたえることなんだぞ。きちがい兄貴は、「うるさい音だ」という意見を無視して鳴らしている。鳴らしていれば、うるさい。実際に、こたえる。俺が、言霊主義者の意見を否定したとき、俺は、うるさくしてない。どかどか、ものすごい、騒音を鳴らしているわけではない。音の振動を与えているわけではない。どかっすっかどかすっか、ほんとうに、ひどい状態なんだぞ。それが影響をあたえないというのであれば、俺が、意見を否定したとしても、影響なんてないよ。そんなことで怒る必要はないから、怒らなければいいよ。「きちがい兄貴とのトラブルは、きちがいではない兄貴とのトラブルとはちがう」と言うとき、俺は、意見を言っているだけなのだから……実際にきちがいヘビメタを鳴らして、迷惑をかけているわけではないのだから、気にしなければいい。「そんなちょっとのことで、腹をたてるのが異常だ」。
迷惑度の度合い、影響の度合いが、まるでわかってないんだよな。この人たち……。こういうやつらが、わかったようなことを言う。きちがいヘビメタ騒音の積み重ねで、そういうことを言われる立場に追い込まれる。きちがいヘビメタが、……きちがい兄貴のきちがいヘビメタが鳴ってなかったら、俺はそんなことを言われる立場に追い込まれてない。そいつらよりも、社会的な地位の高い職業について暮らしている。ふざけんな。こいつらは、自分よりも社会的な地位の高い職業についている人に対してこんなことは言わない。そいつらのなかにある上下関係の妄想が、そういう行動に影響をあたえている。
そして、こういうとを言うのが、一般的にはみっともないことなのである。それは、悪魔が支配している社会だからだ。きちがい兄貴というブラックホールが、ほかの人にはわからない。きちがい兄貴というハンディがほかの人にはわからない。どれだけ不利なことになるかわかってない。きちがい親父というハンディがほかの人にはわからない。どれだけ不利なことになるかわかってない。