金本位制で重要なのは、各国の中央銀行がほんとうの中央銀行にもどることだ。MMT(現代貨幣理論)も、各国の中央銀行がほんとうの中央銀行なら成り立つけど、ほんとうの中央銀行でないなら成り立たない。ほんとうの中央銀行というのはなにかというと、政府以外に所有者がいない銀行のことだ。中央銀行が株式を発行している銀行であり、政府以外に株券をもっている人がいるいる場合は、ほんとうの中央銀行ではない。
今回の金本位制は中央銀行を、「100%政府の銀行」にするために必要なことなのである。
あと、見逃されがちで重要なことは、銀行の信用創造だ。金本位制を使い、銀行の信用創造を、うちくだくことが必要になる。
環境破壊とか言っているけど、言ってみれば経済成長が「過剰」になってしまうのは、信用創造のせいなのである。銀行の信用創造をなくし、適切な経済成長を目指さなけれはならない。
あと、金の埋蔵量を気にする人がいるけど、そんなのはまったく問題にならない。実体をもたない暗号貨幣(仮想通貨)の価値があがったということが、このことを証明している。あるいは、不動産の価値上昇を見れば、金の埋蔵量なんてものは、まったく問題にならないということがわかるはずだ。
+++++++
中国は金本位制に移行している。
これから、アメリカも金本位制に移行する。
もちろん、ロシアも金本位制に移行している。時系列的には、ロシア、中国、アメリカの順番。