精神世界に凝っている人たちが、どうして、ほんとうに苦しんでいる人に辛辣なことを言ってしまうのか? 精神世界を理解しているはずの人たちが、どうして、ほんとうに苦しんでいる人に、ばかなことを言ってしまうのか? いじめ? 挑発? まあ、言葉はいろいろとあるけれど、精神世界を理解しているはずの人たちが、不幸な人たちを、さらに、不幸にしているという現実に気がつかないのはどうしてだろうか? まあ、いじめとは言わないけど、すくなくても、嫌味や悪口を言っていることになる。しかし、精神世界を理解しているはずの人たちは、きらきらで、自分たちがやっていることがわからない。「これが事実だ」と妄想を言う。
もうすでに、生まれる前の契約、たましいの契約ということについて述べた。「うまれるまえに、そうなることを選んだ」という説には問題があるということについて、すでに、述べた。こういうことを、平然と言ってしまうこころには、問題がある。 不幸な人たちは、不幸になることを選んだという言い方……。こんな言い方がまかりとおっていいはずがない。
生まれの格差と地合いが黒であるということを無視してはいけない。生まれの格差を無視して、なんやかんやと「ほかの人」に言ってはいけない。特に、ハンディがある人に対して、生まれの格差を無視して、なんやかんやと言ってはいけない。これは、ほんとうは、悪いことなのである。本人は、説教をして、いい気になっているけど、ほんとうは、悪いことをしている。なんでこれに、気がつかないのか。また、地合いが黒であるということは、精神世界に凝っている人なら絶対に気がつかなければならないことなのだ。しかし、地合いが黒であるということに気がつかずに、的がはずれた説教をしてしまう。本人は、いい気分になっているとは思うけど、その人たちの言い方を利用するなら、あきらかに、カルマをうみだしている。ぼくは、カルマを認めないので、ただ単に、悪いことをしていると言いなおすことにしよう。本人は、いい気分になって、善いことをしているという気持ちがあるかもしれないけど、じつは、悪いことをしている。これ、ほんとうは、他人のたましいを冒とくしている。まあ、たましいということにかんしても、精神世界に凝っている人たちにあわせて言っていることだ。