「親の格差・上」の人と「親の格差・中」の人は、「親の格差・下」の人が経験したことがまったくわかってない。この理解度は、幼稚園生の理解度、以下だ。普通の事柄に対する幼稚園生の理解度というものがあるとする。
そして、それは、複雑なことに関してはまちがっている場合が多い。そういうレベルの理解度しかないのだ。
普通の人、あるいは、めぐまれた人の理解度というものは、そういうレベルの理解度だ。経験をとおしてわかってないのである。
だから、そういうレベルの理解度にもとづいたことを言っても、相手に不愉快な気持を抱かせるだけになってしまうのである。ようするに、まちがっているだけではなくて、相当に、相手を不愉快させることを言っているということだ。
これ、ていねいに言っているけど、わからないかもしれないな。ようするに、 「親の格差・下」ではない人は、 「親の格差・下」の人に、「わかったようなこと」を言うべきではない。
けど、みんな、似たような経験があるので、似たような経験から、「親の格差・下」の人が経験したことを「おしはかって」いろいろなことを言ってまう。ようするに、自分が信じていることを言ってしまう。けど、幼稚園生がまちがうように、まちがっている。それは、ちがう。
けど、ちがうと言っても、これがまた、ちがうということがわからないのだから、問題がある。まあ、わからないと思うけど、「親の格差・下」の人が経験したトラブルは、「親の格差・中」の人と「親の格差・上」の人が経験したトラブルとは、まったくちがったトラブルだと思ったほうがいい。