これはもう、説明したから、簡単に言うけど……つまり、前のバージョンのほうが詳しい説明なのだけど……ヘビメタ騒音が、帰宅した時間から午後一一時一一分まで、鳴っていると、宿題ができない。
ヘビメタ騒音「で」その日の宿題ができないということは、次の日の用意をして眠れないということだ。
そりゃ、まるでできていないノートを、カバンに入れるわけにはいかない。ノートだけじゃなく、教科書も副教材もプリントもカバンのなかに入れるわけにはいかない。それは、現在使っている状態だから、おわった状態にしてカバンのなかに入れるというとができない。
そうなると、どうなるかというと、朝、用意をするということになる。そうなると、きちがいヘビメタ騒音のなかで用意をしたり、きちがいヘビメタ騒音で寝不足のまま用意するということになる。
ヘビメタ騒音で朝の四時か五時ぐらいまで眠れないので、朝の七時三四分ぐらいに起こされたときは、めちゃくちゃに眠たい状態で起きるということになる。そして、朝の七時四五分には、家を出ないと、どれだけ急いでも、遅刻をするということになっている。これは、データから導き出されている。
きちがいヘビメタという要素がわかってない友達は「あいつは、遅刻ばかりしてダメなやつだ」と思うわけだよ。口に出すか出さないかは別にして……。だから、ぼくの名誉の問題なんだよ。
きちがいヘビメタが鳴っているかどうかというのは、名誉の問題だ。
普通に、人がほかの人のことを認知する場合、ほかの人の日常的な行動を見て、その人の人格を認識するわけだから、直接、ぼくに、遅刻のことで文句を言ってこなかったにしろ、その人の認識に影響する。
「その人」とか「人」だとわからないから、AさんとBさんに登場してもらおう。Aさんが遅刻した場合、BさんのAさんに関する認識に影響を与える。Aさんが何回も何回も遅刻したのであれば、Bさんは「Aさんは何回も何回も遅刻するようなダメなやつだ」と思うようになる。
もちろん、それは、Bさんの価値観が影響をしている。遅刻する人間がダメな人間かどうかはわからない。けど、Bさんがそういう価値観を持っていれば、何回も何回も遅刻をする人を、Bさんは、だめな人間だとみなすようになる。
この場合、直接、遅刻のことがかかわってない場合でも、一度、Bさんのなかに「Aさんはだめな人間だ」という考えができあがっていると、BさんのAさんに対する態度や発言に影響を与える。遅刻に限ったことではなくて、ほかのことにも影響を与える。
Aさんがなにかを言った場合、Bさんのなかでは、「ダメな人間であるAさんが言ったことだからまちがっているにちがいがない」というような考えが浮かぶのである。人間というのはそういうふうにできている。
きちがいヘビメタ騒音によって、他者から見た場合の、ぼくのグレードがさがった。
猛烈にさがった。
極端にさがった。
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騒音サイコパス 20
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5月 1 | 日~ 5月 4日 |
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