善良であろうとしたけどむりだ。ズタボロにされただけだった。これ、ほんとうに無理なんだよな。きちがい的な他者がいるわけだから……。きちがい的な他者は、全力で自分勝手なことをする。破壊的な攻撃をしてくる。人生のなかで、はじめてあったきちがい的な他者というのが、おやじだ。そして、その脳みそのコピーを持っているきちがい兄貴が、ヘビメタを鳴らし始めた。鳴らし始めたら、絶対に、言うことを聞かない。やめてくれるということがない。一〇〇%、頭がおかしいレベルで自分勝手だから、命がけで、きちがい行為をしまくる。絶対に一秒もゆずらないで、自分勝手な基準で自分勝手なことをする。こっちは、ズタボロだ。
他人は、ぼくがきちがい兄貴のヘビメタでズタボロになっているということがわからない。なので、多少勝手な要求をしてくる。その多少勝手な要求には、ヘビメタ騒音が鳴ってなければこたえられる。けど、きちがい兄貴のヘビメタが鳴ってたらだめだ。要求にこたえられない。要求にこたえられない他者(俺)に対する制裁というのがある。他者は、きちがいヘビメタでこまっているということをあんまり真剣に受け取らない。「きちがいヘビメタでできない」ということは認めない。けど、ぼくにしてみれば、まさしく、「きちがいヘビメタでできない」状態が続く。他者の持っているきちがいヘビメタ騒音に対する認知と、俺の認知がちがいすぎる。この場合、俺の認知のほうがあっている。他者は知らないだけだ。経験したことがないから「できなくなる」ということが、経験的にわかってないだけだ。けど、経験的にわかってない他者にしてみれば「できなくなるなんてことはない」ということが、真実だ。そいつの頭のなかにある唯一の真実だ。