まず、ヘビメタ騒音にやられてくるしいというのがある。俺以外の人にはそれがない。話が通じないのは、わからないことではない。しかし、ひどいなぁ。
いま、午後六時一一分。きちがいヘビメタがも・の・す・ご・い音で鳴っていた。どれだけ、怒鳴り込んでも、絶対にやめてくれなかった。これがすべてだ。これがおなじように毎日、つづく。くるしくないわけがないだろ。ハンディにならないわけがないだろ。
これを書くと、誤解されるのだけど、……。誤解されるから書くのはやめるか。ぼくは、無職とかニートとか底辺労働者一般について、悪く言うつもりは全くないのだけど、彼らのなかには、「わかったようなことを言うやつ」がまじっている。こいつらは、あたかも経営者みたいなことを言う。で、「自分は無職だけど」とか「自分はしょぼい人間だけど」という前振りをしたあとに、けっこう、無職やニートや底辺労働者をせめるような発言をするんだよ。こういうやつらに言いたいことがあるんだけど、それを言っちゃうと、俺が無職やニートや底辺労働者をバカにしているように聞こえてしまうんだよな。どうしても、ぼくの場合は、ヘビメタ騒音のことについて語らざるを得ないから。ヘビメタ騒音にやられてない、無職やニートや底辺労働者が、誤解してしまうんだよね。自分たちのことを言っているのではないか?と。けど、ぼくは、無職やニートや底辺労働者なのに、経営者みたいなことを言うやつが、きらいなわけ。
ほんとう。きちがい兄貴がきちがい兄貴ではなく、でかい音で鳴らしているということを認めて……普通に生きていれば、一瞬でわかることなのだけど……自分が無意識的に鳴らしたい以上は絶対に認めない……一瞬でわかることを認めないって態度が、どれだけ(相手にとって)頭にくることか、おやじにやられて兄貴は知っているのに、おやじモードでまったくおなじことをしやがるんだよな……無意識的にかられて……自分の無意識的な欲求は現実を無視して……頑固に無視して……絶対の意地で叶えるわけだから……どれだけでかい音で鳴らしてたって、鳴らしてないということになってしまう……けど、そういう、きちがい的な家族がいる人というのが限られているから……きちがい兄貴のことを、ぼくの説明を聞いた後も普通の兄貴だと思ってしまうんだよな……よその人はよその人でそういうこだわりがある……自分が思っている普通の世界が壊されることが嫌だという気持ちがある……まあ、そういうことを前提にして言うと、ともかく、きちがい兄貴は、きちがい兄貴の無意識的な欲求にしたがっていつも、きちがい的にでかい音で、きちがい的に長い時間鳴らしてたんだよ。そりゃ、使える時間はすべて、でかい音で鳴らすることになっているから鳴らすという状態でくらしてしまう。きちがい兄貴の興味が……自分が思った通りの音で鳴らしたいという欲求が……俺が耐えられる限界をこえて……続いた。そうしたら、もう、なおらない。これも、ずっときちがい家族による騒音に苦しめられてきた人じゃないとわからない。家族だってことが、最大の問題になってしまうということがわからない。それに、きちがいおやじがいる。これが、ほんとうに、俺の側のハンディになってしまうのだ。こんなの、俺と同じ状況でくらしている人しかわかるわけがない。よその人のきちがいおやじに関する理解力の低さは並じゃない。並じゃないんだよ。ほとんどすべての人間が並じゃないのだから、それが並だということも言えるけど……まあ、そういうことは、いちおう、置いておこう。
まあ、わかったようなことを言う無職やニートや底辺労働者は、洗脳されているようなものだと思う。
まあ、いいや。これからぼくは、他人には理解を求めず、自分世界に埋没していきたいと思う。ヘビメタ騒音にやられてない人がヘビメタ騒音のことを理解するのはむりだ。無理だということがわかった。しかし、ほんとうに、おろかだよな。おろかすぎる。だれが、おろかだとは言わないけど、おろかすぎる。