朝の九時ぐらいから、昼の一二時ぐらいまで眠った……。
よかった。眠れた。けど、体がだるい。
あーー、この雰囲気。
ヘビメタ騒音にやられていた時とおなじだな。際限なく気ちがいヘビメタの闇が続く。昼間で明るいけど、闇。ほんとうに、くるしい。俺はもう、いやだ。こういうくるしさをどれだけ乗り越えてきたのか? けど、乗り越えてきたわけじゃないか。ようするに、くるしさが堆積してしまうのである。時間が長ければ長いほど、その雰囲気が「こく」なる。もちろん、「元気だ元気だ」と言っても、元気にならない。ヘビメタ騒音の「毒」のほうが濃い影響を与える。ずっとずっとずっと、くるしかった。
あれだけ言ったのに、きちがい兄貴がしずかにしてくれなかった。
これ、きちがい兄貴ときちがいおやじは同じ頭の構造だから、まったくなにもわかってないんだよ。自分にとって「そのとき」不都合なことを言われたら、真っ赤になって怒って、おしまい。まったくなにも、つながってない。まったくなにもわかってない。自分がやってないと思っているんだからな。ずっと続けて、きちがい的な意地でやっているのに……。どれだけ、気持ちが暗くなるか。雰囲気が暗くなるか。破滅・破綻に追い込まれるか。
* * *
どうするかな?
だるい。
飯は食わないで行こう。
* * *
だるい。やることがあっても、なくても、なんかいやな感じがある。
ヘビメタ騒音にやられていたときの感じだ。あのときの昼の感じだ。あのときの午後の感じだ。これ、生きているかぎり終わらないんじゃないか。きちがいヘビメタにやられてないやつが、好き勝手ないことを言いやがって。どんだけくるしいか。
* * *