どれだけ、「あれはない」とか「あのときの、あれはない」と言ったところで、他の人にはわからないからな。ヘビメタ騒音でほんーーとーーーに、つらかった。言いようがない。
いまの時間も鳴ってた。三六五日中、三六五日、いまの時間、鳴ってた。くるしかった。だから、鳴っているあいだのくるしさと鳴り終わったあとのくるしさがある。どっちも同じぐらいにくるしい。そして、夜、他の人が寝ている時間、破滅破綻がやってくる。あのときの、あれもない。他の人が寝ているあいだ、ぼくはずっと、くるしみっぱなしだった。あんなのない。毎日毎日、あんなが続いていいわけがない。他の人にはまったくわからない。他の人は気違いヘビメタがないので、普通に眠れたわけだから、僕が毎日経験していた、あの地獄の時間がない。それで、「みんな、くるしい」とか言う。ヘビメタ「で」くるしいと言っているだろう。おまえらは、どうして……それがわからないんだ。ヘビメタ騒音「で」くるしいと言っているのに……。ヘビメタ騒音で「で」きないと言っているのに……。ヘビメタ騒音「で」できなくなったと言っているのに……。ヘビメタ騒音がないやつができるから、できるという、クソ理屈を言ってくる。こんなの、ない。