ほんとう、みんな、ヘビメタ騒音でどれだけ追い詰められるかわかってない。気違い家族によるヘビメタ騒音がどれだけ過酷なものかわかってない。気違い家族による、ヘビメタ騒音がどれだけ、生活を破壊するかわかってない。全部、たてまえになってしまうんだぞ。全部。これは、イ・ラショナル・シンキング(非合理的思考)じゃない。逆に、ヘビメタ騒音で、生活が完全に破壊されるということが、わからないというのが、おかしい。想像力の欠如。他人対する共感の欠如。
生活できないようになるに、決まっている、でしょ。通勤しなければならないなら、死ぬしかない」と思うのは、イ・ラショナル(非合理的)なことじゃない。むしろ、体力的に合理的。自分の体力や睡眠力?を考えると、死ぬしかないのである。あるいは、入院か。けど、いつまで入院しているんだという問題がある。入院しているあいだに、治ればいいけど、治らない。これも、ヘビメタ騒音を数千日、経験した人じゃないとわからないかもしれないけど、だいたい、七〇〇日ぐらい、毎日続いたら、治らなくなる。だいたい、入院して寝ているのと、安いアパートで寝ているのは、かわりがない。ヘビメタ騒音によって生じる障害に関しては、病院も安いアパートも、かわりがない。だいたい、病院にずっと入院しているというのは、経済的に無理なのである。本当に、まったくわかってないな。
「他の人が考えるヘビメタ騒音」と「ぼくが実際に経験したヘビメタ騒音」が違いすぎる。ぜんぜん違う。けど、違うということが、経験のない人にはわからない。そりゃ、想像するだけなのだから、しかたがない。
他の人は、騒音による障害というのは、ずっと続くものだと思わない。騒音による障害は、水銀による障害に近い。ぬけない! たぶん、三〇〇〇日以上、毎日やられると、ぬけなくなる。これは、騒音が終わったにもかかわらず、障害が続くという状態だ。
『音がなくなれば、障害なんてなくなっちゃうだろ』と思うのが、経験のない人だ。経験がない人のほうが圧倒的に多いのだから、ぼくが、言っていることはつたわらない。その人たちには、つたわらない。
けど、実際に経験したぼくの感じで言うと、長期騒音による障害は、ずっと残る。ずっと、体に残り続ける。いきているあいだ、改善しない。繰り返される物理刺激で、海馬や扁桃体が損傷を受けたままになると思う。