もう、いいや。
けっきょく、今日はなにもやらなかったな
まあ、掃除と殺虫剤まきはやったけど……。ほんとうにむなしい。
これ、ほんとうに休めば回復するようなことじゃないからな。気晴らしに海外旅行をすれば復活するようなことじゃないからなぁ。
ほんとうに、皮肉じゃなく、海外旅行をすると気分がよくなる人がうらやましい。
まあ、こういう点でも、気違いヘビメタが俺の交友に影響を与えているんだよな。
* * *
あっ、それから言っておくけど、鬱な人を見たぐらいで、鬱になるのは、精神の修行がたりない。特に、精神世界みたいなことを言っている人は、気をつけたほうがいい。霊界だ!たましいだ!と言っていたってその程度のレベルなんだよ。精神世界マニアは、どちらかというと憂鬱な人を排斥する方にまわるんだよな。抑圧する方にまわる。あおり運転をする方にまわる。それで、なんの精神世界か? 霊界か? たましいか?
けど、憂鬱な人と話しをすると憂鬱になるって?? それは認めるよ。だから、ヘビメタ騒音にやられているときも、やられて人生がなくなって一〇年ぐらいたったあとも、礼儀として、人といるときは憂鬱な感じを出さないように苦労していたんだよ。けど、そのノリがまた、へんなんだけどな。けっきょくは、ヘビメタ騒音の憂鬱をがまんして、他の人とつきあっているわけだから……。
俺がどれだけ、人に気をつかって、憂鬱な状態を隠して、がんばって生きてきたか。ヘビメタ騒音にやられているあいだ、ヘビメタ騒音の愚痴を(世間的なつながりしかない人には)言わないできたか?
気違い兄貴は、無視してやっているけど、俺は、もう、六ヶ月を過ぎたあたりから、死にものぐるいだったんだ。あれは、そういう騒音だよ。気違いだから、無視してやっていることは、まったくやってないことだと感じてらしいけど……。
そして、そういう兄貴の構造は世間的な一般的な人にはわからない。「あったってない」ことなのである。あるいは、「そうだとしても、影響を受ける必要がないこと」なのである。これが、合理的な判断かね? 気違い兄貴の態度であのデカイ音を鳴らされ続けていたら、つらいに決まっているだろ。夜、眠れなくなるに決まっているだろ。朝、死にたい気持ちになるに決まっているだろ。
これしきのことがわからない精神世界の人ってなんだよ? これしきのことがわからない臨床心理学の専門家とかなんだよ?
どんなことがあっても、愚痴を言うべきではないとか、どんなことがあってもポジティブにとらえることができると言う人は、不幸な人をどれだけあおっているか、自覚がない。こんなの、無理難題を押しつけて、『死ね』と言っているのとおなじだぞ。
* * *