毎日、全部、成長期にそんなことをされていいわけがないだろ。きちがい兄貴は、何年、毎日やっても、それでいいと思っている。で、「それでいい」と思って、きちがいヘビメタを鳴らす。一日に一四時間鳴らせるのであれば、かっちり、一四時間絶対に鳴らすわけで、一分だってゆずらない。それが、中間期末試験中だろうが、入試本場一週間前だろうが、容赦なく、鳴らし切る。……普通に考えていいわけがないだろ。そんなこと、されて、いいわけがないだろ。けど、きちがい兄貴は、切れてるきちがいだから、それで、ゆずってやったと思っているようなところがある。本当に、きちがい親父を無視すると決めた時に、俺のことは無視して、一切合切、気にしてない。気になしくても、いいのである。そういう権利があると頭から思っている。だから、普通に言えば、わかることが、絶対に、どれだけ、何万回いわれようが、……わからない。で、わからないから、いい。わからないから、気にしてない……だから、悪気があってやっているわけではない……だから、全部やり切っても、特に悪いと思わない……というような、きちがい的な感じ方があって、「認めない」。あんな音で一日に、何時間も鳴らされたら、困るだろ……それが通じない。自分は鳴らしていいと思っている。一分間ゆずるとしたら、自分が、一分間ゆずってやりたい時だけゆずればいいと思っている。そして、実際に鳴らしだすと、一分間ゆずりたいという気持ちがなくなる。実際には、一分間でも、ゆずりたくないわけで、「ゆずってやりたくなる」ことがない。だから、ゆずらない。けど、それでもいいと、こころの奥底の奥底で思っている。それが、「無視」している態度だ。で、この「無視」している態度に、本人だけは!!!無頓着なのだ。いわば、無視している態度を無視している。あったってないことにしている。本人は、気楽だ。そりゃそうだろう。やりたいことを思っきりできるのだから。
自分が、どれだけ、きちがい親父に頭を押さえつけられたか!!!!という気持ちがある。きちがい親父をど・か・し・て、せっかく、おもいっきり鳴らしているのに、「やめろやめろ」「静かにしろ静かにしろ」「鳴らすな鳴らすな」と言ってくる。……「なんだこんちゃろう」という気持ちしかない。こっちが困ることは、一切認めないのである。で、細かい時間も全部使って、全部の時間、きちがい的な音でヘビメタを鳴らし切る。鳴らしている時に、「鳴らすな」と言われれば、気分が悪くなる。「むっ」とくる。それだけ。むっときて、ガチャガチャ、ドカスカ、きちがいヘビメタをかき鳴らしておしまい。それだって、「静かにしてやりたくなった時だけ、静かにしてやればいいのだ」と思っているから、相手の制止を無視して、鳴らしても、なにも感じない。まあ、本人が怒るだけだ。そういうことの繰り返しで、毎日、七時間から、一四時間鳴らしてきた。
ともかく、きちがい的な意地があって、認めない。それで、ずっと毎年毎年、毎日毎日、毎分毎秒、ずっと弟の人生を邪魔してきても、なにも感じない。本人は、なにもしてないつもりだ。入試の前に、「静かにしてくれ」と頼まれても、上に書いてきたような気持ちがあるから、「静かにしてやりたい時だけ静かにしてやればいい」という考え方があって、実際には静かにしない。そりゃ、「静かしてやりたくない場合は、静かにしなくていいということだからな。静かにしてやるとしたら、自分がやりたいかたちで静かにしてやる……それでいいだろ……ということろがある。「それじゃよくない」と言っても、絶対に認めない。それは、絶対に認めない。きちがい兄貴の「静かにする」というのが鳴らさないで静かにするというのではなくて、強烈な音でどかすか鳴らしたまま、本人の思っいきり鳴らしたい気持ちが傷つかない程度に、静かにしてやるということだから、実際には静かにならない。テストの前日、一二時間鳴らせるなら、絶対に一二時間鳴らすわけで、これは、入学試験でも同じだった。なおさら、中間期末試験なんて、眼中にない。どれだけ、試験中に、……試験前に静かにしてくれと言っても、一日の「鳴らす量」というのがかわらない。だから、静かにしてない。けど、きちがい兄貴にしてみれば、たとえば、一二時間五分鳴らせる日に、一二時間100%の音のでかさでどかすか鳴らして、五分間、九九・九%の音のでかさで、鳴らしてやったら、……鳴らしたら……最大限ゆずってやった……ということになってしまうのである。だから、「ゆずってやったゆずってやった」ということになる。「出来る限りゆずってやったのに」後から後から「静かにしろ」「静かにしろ」ってなんだ!!!!!!と怒る。逆上する。不愉快な気持ちになる。そんなに言ってくるんだったら、「もう静かにしてやんねぇよ」……と思う。そして、そういう。ぜんぜん、静かにしてないのに、「もう静かにしてやんねぇよってなんだよ!!!!」って俺が逆上する。それが、入学試験一日前の、うちの光景だ。気持ちが、ブンバラバン、めちゃくちゃ。怒りと騒音で、むちゃくちゃになっている。そういう状態のまま、何時間も鳴らされたあと、入学試験を受けに行く……そういう時の気持ちがわかるか? きちがい兄貴!
きちがい兄貴、おまえは、入学試験前日だろうが、一分もスイッチを切って静かにしてくれなかったよ。だから、何ヶ月も前から憂鬱だ。きちがい兄貴とぶつかって、気分的にむちゃくちゃだ。ヘビメタ騒音が一日中鳴っているということだけでも、めちゃくちゃなのに、「静かにしてくれ」という交渉をして、もっとハチャメチャになっていく。きちがい的な意地で鳴らして、いいと思っているきちがいが、絶対に言うことを聞かない。親父だって、きちがいなんだからな。二大きちがい」を相手にして、むちゃくちゃな気分になっていく。きちがい親父は、かき混ぜることしかできない。きちがい親父はちゃんした常識がある人じゃなくて、きちがいなんだ。だから、親父に期待することはできない。親父が絡むと、もっと、変なことになる。実際、中学の三年間、きちがいヘビメタ騒音のことをどするかという問題でも、きちがい親父はきちがい親父的な反応しか返してこない。本当に、こいつがガンなんだ。宿痾なんだ。ちゃんとうまく動いてくれたことがない。かならず、ひっかきまわす。こっちの気持ちが、ハチャメチャになる。発狂状態のまま、入試を受けに行くような状態だ。毎回そうだよ。きちがい兄貴と四ヶ月前から、交渉」してたって、その四ヶ月間、ずっと、きちがい兄貴が一〇〇%鳴らしている状態がかわらないわけだから、きちがいヘビメタ騒音、プラス、きちがいヘビメタ騒音に関係する交渉で、発狂的な状態になっていく。気分が悪くて、めちゃくちゃな状態になっていく。こんなハンディ、ない。他のやつは、試験前だということで、気にされて、なるべく受かるようにしてもらっているというのに、俺は、きちがいヘビメタが一日中、ドカスカ鳴っている状態だ。きちがい兄貴が静かにした……してやったと思っている時の音が、一階の玄関で、人と人が会話できないような状態なんだからな。二階で鳴らしているきちがいヘビメタの音がでかすぎて、一階の玄関で、普通に会話できない。そういうでかい音で鳴らしながら、「静かにしてやった」「静かにしてやった」「静かにしてやった」と思う。これじゃ、まるで、きちがい親父だ。きちがい親父そのものだ。