スピリチュアリストは、言霊思考、思霊思考、引き寄せ思考をもっているのである。
スピリチュアリストは、普通の人なので、根性論的な考え方も、もっていることが多い。
「一度、言ってダメだったら、何回でも(現実化するまで)言えばいい」というような考え方をもっている人が多い。
「無理だと言わずに、できると言って、できるまでやればいい」というような考え方も、言霊思考と根性論がミックスした考え方なのである。
「言えば、言ったことが(いつかは)現実化するのだから、何回でも言って、努力すればいい」というような考え方をもっているスピリチュアリストが多い。
それから、「他人を助けることはいいことだ」という、考え方がある。基本的に、言霊を信じているスピリチュアリストは、言霊的な考え方を教えてあげるのが、他人を助けることになる……と思っている。
だから、言霊的な助言をしてしまうことに抵抗がない。
ようするに、「言霊的な助言をすることは、いいことなので、もっと、助言をしてあげよう」ということになるのである。
言霊的な解決方法を教えてあげれば、教えられた人は、問題を可決できるのだから、人助けになる……と思っている。「人を助けることはいいことだ」というような考え方には、ほかの教えを宣伝?させるような効果があるのである。
ようするに、「人を助けることはいいことだ」という「教え」が入っていると、言霊思考、思霊思考、引き寄せ思考、根性論を教えてあげることはいいことだということになってしまうのである。
ところが、言霊思考を考えればわかることなのだけど、じつは、言霊思考で解決できる問題はないのだ。どうしてかというと、言霊が一切合切、存在しないからなのである。
だから、言霊の力も影響を与えることがないのである。
ようするに、言霊的な解決方法というのは、現実社会において、まったく、役に立たない解決法なのである。
そして、これが肝心なのだけど、言霊主義者は、自分が一倍速で経験していることについては、言霊的な解決方法を採用せず、現実的な解決方法を採用しているということに、気がついていない。
たとえば、言霊主義者本人は、「目の前に、一〇〇〇万円ぶんの札束が、出現する」と言って、おカネの問題を解決しようとしないのだ。
言霊主義者本人は、普通に働いてお金を稼ごうとするのである。
あるいは、年金などをあてにするのである。年金がじゅうぶんではないと感じたときは、言霊の力で、年金がじゅうぶんではないという問題を解決しようとしないのである。
「言えば、言ったことが、言霊の力によって、現実化する」のだから、「自分の銀行口座に、年金が、月に五〇万円振り込まれるようになる」と言えば、それで、年金の額がじゅうぶんではないという問題は、解決できる「はず」なのである。
言霊理論が正しいのなら、言霊的な問題解決方法は、じゅうぶんに、有効な問題解決方法なのである。
ところが、言霊理論が、正しくないので、 言霊的な問題解決方法は、まったく意味がない問題解決方法なのである。
言霊主義者が、自分のおカネの問題を、言霊的な解決方法で解決しようとしていないということは、特筆するべきことなのである。
そして、言霊主義者がそれに気がついていないということは、もっと、特筆するべきことなのである。
貧乏な言霊主義者は「いつか、大金が手に入る」と言って、貧乏暮らしをしている状態なのである。おカネのことですら、言霊的な解決方法では、解決できないのだ。
* * *
ぼくが、ある言霊主義者にぼくが考えたことを説明したとき、その言霊主義者は「理屈じゃないんだよ」とか「エイリさんは、へ理屈ばかりの堅物(かたぶつ)だ」と言ったのだ。
ぼくが政治について、なにかを言ったとしよう。
そうすると、その言霊主義者は「そんなのは理想論だ」と言ってきたのである。
その言霊主義者は、政治について、なにがしかのことを言っても、政治なんてかわるわけがないと思っているのである。
けど、言霊理論が正しいなら、なにを言っても、言った通りになってしまうのである。
ぼくだけではなくて、たとえば、その言霊主義者が、「なになにという法案が国会を通過する」と言ったら、なになにという法案が、国会を通過するのである。
言ったことが、現実化するのだから、もちろん、現実化するのである。
ぼくが、社会制度について、なにがしかのことを言ったら、言っただけで、言った通りになるのである。
「これこれこういう社会制度が成立する」と言ったら、言っただけで「これこれこういう社会制度が成立する」のである。
言霊理論に従えば、堅物がなにを言っても、堅物が言ったとおりになるのである。
おわかりか?