いやーー。ほんとうにつまらない。めちゃくちゃにつまらない。まあ、人に言ったって、わかるわけがない。ヘビメタ騒音で、すべてが、つまらなくなった。
いまは、なんか、ご飯を食べて、歯磨きをしてフロスをするだけで、時間がたっている。まあ、ところどころ、もやーっとしているけど、歯磨きとフロスの負担が半端じゃない。フロスはできるなら、やりたくないけど、しかたがない。奥歯用にY字フロスを買った。奥歯は、Y字で、それ以外はF字でやる。おカネは、気にしない。フロス用品代は気にしないということ。
あーー。しかし、つらい。つまらないだけではなくて、つらい。じつは、ふっと、ネズミを袋に入れて、窒息死させてしまったことを思い出して、つらい気持ちになった。これも、しかたがないんだよな。木曜日の午後に、ネズミシートにかかっているところを発見した。月曜日の朝まで、なまごみとして出せない。空気穴(空気孔)をあけてやりたかったけど、ハエが侵入して、ウジがわく可能性があったし、六月の生暖かい日だったから、寄生虫が気になった。市のゴミ袋に、ネズミシートとネズミ本体が入っている袋をいれるときに、空気と一緒に、なんらかの寄生虫や細菌が、ぼくの肺に入るのがいやだった。空気穴をあけてやりたかった。それが、めちゃくちゃに、ぼくをくるしめる。空気穴をあけてしまうと、においも出るだろうし……。空気校をあけるわけにはいかなかった。けど、カサカサカサッと、ネズミが動いているのがわかったので、つらかった。俺は、殺したくなかった。特に、窒息死はいやなのだ。ネズミシートについている時点で、死んでいる場合がある。これはこれで問題なんだけど、そっちのほうが気が楽だ。だから、こういうことになるから、「ネズミ対策工事をしよう」と親父に言ったのに、親父が「俺(親父)がネズミシートで捕まえるからいい」と言って、ゆずらなかった。これ、親父が、ネズミを引き寄せたんだぞ。まったく、わかっていない。自分が、原因をつくったということが、まったくわかっていないのだ。これ、普通の人なら、わかって、反省するべきところなんだよ。俺に迷惑をかけたと思うところなんだよ。ところが、そんなのは、一切合切気にしないのだ。そして、魚の切り身をほぼ、一日中、出したままにすることに、こだわっていたときのように「自分がネズミシートで捕まえる」ということにこだわったのだ。魚の切り身をテーブルの上に出しておく必要なんてまったくないのに、きちがい親父が、きちがい的な考えで、ほぼ一日中、出すことにこだわってこだわって、どれだけ、俺が「やめてくれ」と言っても、親父が、その言葉を無視して、出しっぱなしにしたのだ。親父が、魚の切り身を出すことをやめたのは、ネズミに、何回も、食われてしまったあとなのだ。自分が出しておいた、魚の切り身が、ネズミにくわれてしまうということを、経験するまでは、俺がどれだけ、「やめてくれ」と言っても、やめなかった。これも、勝手に俺が片づけてしまうと、また、もめることになるからいやなんだよ。兄貴のヘビメタ騒音も、きちがい親父が魚の切り身を出しっぱなしにすることも、おなじなんだよ。けど、ここが、ほかの人たちにはわからない。俺には、わかりすぎるほどわかる。
ともかく、ネズミの「カサカサカサ」という音が、耳について離れない。これ、じつは、片づけ関係の動画を視ていて、思い出したのだ。どこで、思い出すかわからない。ネズミシートについていたけど、体全体がついているわけでなくて、足がネズミシートから出ている状態で、ついていたんだよ。でっ、たぶんくるしいから、なんとか、逃げようとして、もがいていたんじゃないかなぁ。 「カサカサカサ」という音は、もがいているときの、音なんだよ。あの音を聞くたびに、空気穴をあけてやったほうがいいんじゃないかと思ったけど、寄生虫やダニや細菌が気になって、あけてやることができなかった。
* * *
たとえば、親父に「このままだと、ネズミが入ってくるから、ネズミ対策工事をしよう」と言っているのに、「俺がつかまえからいい」と、また、きちがい的なことを言い張っているときに、「楽しい楽しい」と言えば楽しくなるかというと、楽しくならない。なるわけがないだろ。部屋中というか、一階の部屋全部が、めちゃくちゃにくさい状態になっているから「くさいから、魚を出しっぱなしにするな」と俺が言ったのに、親父が「くさないよぉ!!くさないよぉ!!くさないよぉ!!」と、事実とは異なる嘘を絶叫していたときに、「楽しい楽しい」と言えば楽しくなるかというと、楽しくならない。
それなのに、言霊主義者は「楽しいと言えば楽しくなる」「これは、心理学の実験で証明された」と言い張るのだ。「俺は楽しいと言えば、楽しくなる」「どんな状態だって、楽しくなる」「悲しいときや、つらいときほど、楽しい楽しいというべきだ」と言って、ゆずらない。背後には「言えば言ったことが(言霊の力によって)現実化する」という妄想的な理論がある。その妄想的な理論は間違っているのだけど、言霊主義者に「こういう点で間違っている」ということを、言っても、言霊主義者は、頑固に認めない。
言霊主義者は、親父のように、へんなことをするわけではない。けど、間違ったことを言い張る態度がちょっとだけ似ているんだよ。頑固な態度がちょっとだけ似ているんだよ。